ますみん
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正論が正しいとは限らない。追い詰めると反発を招くことも
”正論モンスター”という言葉を聞いたことはありますか?会社などで正しい理論ばかりを振りかざして人の足りない部分を攻撃し、相手を疲れさせてしまう人のことです。
実は私たち母親も、知らず知らずのうちに子どもに対して”正論モンスター”になってしまっていることが。きちんと育てたい、しっかりと子育てしなくては…。そんな風に思っているからこそなのですが、頑張るあまりついつい肩に力が入ってしまうと”正論モンスター”が顔を出してしまいます。
一生懸命やっていることが“モンスター”になってしまうのはもったいないですよね。どうしたら回避できるのか、ちょっと一緒に考えてみましょう。
子育てに必要なのは正論ではなくお母さんの気持ち
ますみん
Aさん
ますみん
実は子どもが物事の道理を学ぶのは、これが正しい、あれは間違っている、といった理屈ではありません。子どもにとって一番身近な存在であるお母さんの気持ちから、子どもは善悪の判断を身につけていきます。
お手伝いをしたらお母さんが喜んでくれた、弟に意地悪したらお母さんが悲しんだ。そんな経験を積んで「これをしたら人は悲しくなるんだな」「こういうことは人に喜ばれるんだな、じゃあいいことなんだな」という風に学んでいきます。
だからこそお母さんが正しいことばかりではなくて、お母さん自身の素直な気持ちを伝えるのがとっても大事になります。
お母さんの素直な気持ちが子どもの思いやりを育む

Aさん
ますみん
「手伝ってくれてありがとう。お母さん嬉しいわ」「そんなことを言うなんて、お母さん悲しいわ」という具合に、お母さんが感じた素直な気持ちをそのまま伝えればOK。
それでだけで子どもは「あ、役に立てたな、嬉しいな」「人を悲しませると自分も悲しくなるんだな」というようなことが分かって、だんだんと行動が変わってきます。
理屈を押し付けると子どもは追い詰められて反発しますが、気持ちを伝えると優しい思いやりが育ちます。そこからしていいことと悪いことの判別がつくようになるのです。
素直な気持ちを大事にすると、親子でハッピーになれる
ここで大事なのは飾らない素直な気持ちを伝えるということ。ちゃんとしたお母さん像に縛られてしまうと「子どもに『そんなの困る』なんて言えない」と思ってしまいがち。でも実際に困っているなら、それは伝えちゃっていいんです。むしろその方が子どもに状況を理解してもらえます。
肩の力を抜いて“お母さんだから”をやめてみましょう。嬉しい、悲しい、困る、助かる、ありがとう。お友達や仕事の同僚になら素直に言える言葉ではないですか?
相手が子どもでも同じこと。いえ、子どもだからこそ、お母さんの気持ちをしっかりと伝えてあげましょう。お母さんが素直になれば、子どもも自然と素直になりますよ。
Aさん
ますみん