お母さん
ますみん
目次
2人以上育児についてshuftiという主婦向けお仕事募集サイトでアンケートを取ってみた
2人以上のお子さんがいる方のみの回答です。
お子さんは2人という回答が圧倒的でしたが、3人の方も一定数いらっしゃいました。4名以上のお答えもありました。もちろん1人の方も対象にすると、このグラフも違って見えるでしょう。
2人以上育児で奮闘しているお母さんたちに育児の苦労についても伺ってみた
育児の孤独は感じるという方がとても多かったです。子どもの数が多ければ反対に自分の時間が取れない、いつも誰かの世話をしているという状態になり、それが孤独感につながる様子。
頂いたご意見をいくつか記載してみます。
- ワンオペで辛いこともあるなか「2人もの子どもに恵まれて幸せ者である」と思わなければ、という圧迫がある。子育てが辛いのは贅沢だと感じる。
- 双子を育てていると常にどちらかが泣いており、あやすだけで日が暮れる。時々大人と話したい衝動に駆られる。
- 子どもたちにみんな同じように接しているつもりだが、子どもによって反応が違ったりして悩む。人に相談してもやり方が違うのでは?というようなことを言われて、自分が悪いような気持ちになる。
ますみん
公平な子育てを意識すれば2人以上育児も気楽にできる
2人以上育児では“平等”ではなく“公平”を目指すのがうまくいく秘訣
2人以上育児でお母さんが気になる事の上位にいつも入るのが「子どもを同じように扱っているか」。平等かどうかが大きな課題と感じるお母さんが多いようです。より手のかかる子に多くの時間をさいたり、聞き分けの良い子に負担をかけてしまったり。後になってしまったと思い、子どもを不平等に扱っているのでは?と不安になることもありますよね。
ますみん
平等と公平の違いを知ろう。“公平”こそが、2人以上育児の最強の味方
“平等”とはそれぞれの子どもの特性や年齢に関わらず、全く同じ機会を提供することです。それに対し“公平”とは同じ結果が得られるようにそれぞれの子に合わせた機会を提供すること。平等は与えるものが同じで結果が異なるのに対し、公平は同じ結果を目指して与えるものを変えるのです。子育てに必要なのは公平であること。それぞれの気持ちや特性に合わせたサポートをすることで子どもの気持ちは満たされます。
The Equity Lineというブログにとても分かりやすい説明がありましたので、引用させていただきます。
【Equality =平等】
公平さを担保するために、全員に対して同じものを与える事(上図左側のイラスト)。これが正常に作用するのは、全員が同じスタートラインに立っていることが前提である。この場合は全員が同じ身長の時に限られる。
【Equity =公平】
人々に同じ機会を得るための入り口を確保すること(上図右側のイラスト)個人それぞれの差異や来歴は、何らかの機会への参加に対し障壁となることがある。最初にまず公正さが担保されて初めて平等を得ることができる。この場合各自の身長によって与える台の高さを変えている。
ますみん
子どもそれぞれの願望を公平に満たしてあげるのがポイント
同じ願望でも満たし方は違う。それぞれのニーズに寄り添うとうまく
以前こんなご相談を受けたことがありました。
ご相談をくださったKさんは5歳と4歳の男の子のお母さん。2人ともとてもアクティブで、元気いっぱいな兄弟だそうです。2人ともお母さんが大好きで、取り合いになることもしばしば。Kさんはいつも2人を平等に扱っているつもりだったのですが、子どもたちは満足しなくて困っている、というご相談でした。
そこでこうお伝えしました。
ますみん
早速試してみてくれたKさんは、それぞれの回答にびっくりしたそうです。
お母さん
お母さんと一緒にいたいという目的は同じでも、どう過ごしたいかが子どもによって違っていたのです。改めて聞いてみることで、子どもたちの気持ちがお母さんに伝わりました。
「どうしたいの?」で気持ちを引き出して、その子にぴったりな子育てを
公平な子育ては、一人ひとりに寄り添う子育てだと言えます。兄弟を同じ用に扱うのではなく、子どもひとりひとりの気持ちを引き出して、ニーズに答えていきましょう。子どもの気持ちを知るのにぴったりな言葉がけが「あなたはどうしたいの?」です。こうする?ああする?と聞くよりも、自由に答えられる質問にすれば、子どもも思いを伝えやすくなります。それぞれの子どもにそれぞれの考えがあります。ぜひ「あなたはどうしたいの?」で子どものニーズを知り、肩の力を抜いた子育てを楽しみましょう。
お母さん
ますみん