ますみん
ところがこの方法を試したところ効果てきめん!子どもが悪いのではなくて伝え方の問題だったのだな、と分かりました。
目次
怒る=過去を掘り返すこと。叱る=未来に向け改善すること
子どもを叱る時、どうしたら伝わるのか分からないという話をよく聞きます。
なだめてもすかしても、なかなか言うことを聞いてくれない。家の中ならお母さんもカッとなって怒鳴ってしまったり、外だと大きな声も出せなくて「やめてね〜」と猫なで声になってしまったり。
こういった叱り方を何度繰り返しても子どもには伝わらず、どうしたらいいのか困ってしまった経験、お母さんならしたことがあるでしょう。
興奮状態の子どもには理屈が通用しないと心得る
「やめなさい!」と怒鳴りたくなるような困った行動を子どもが取っている時、共通して言えることが1つあります。
楽しいにせよ、怒っているにせよ、子どもの気持ちが興奮しているということです。だから何を言ってもちゃんと伝わりません。
子どもにとって、人前で怒鳴りたくないがゆえの高い声は“いつもの優しいお母さん”です。逆に怒鳴られると「なんだか分からないけど急にお母さんが怒っている」と驚くだけなのです。
本能に訴えて子どもの注意を引く。“低い声”がポイント
実はこういう時に、子どもに効果的に届く叱り方があります。
それは“目を見て” “いつもより低い声で” “簡潔に” 伝えることです。
小さい子どもには理屈は通用しませんが、その分本能が強い傾向があります。動物は低い声をボスの声=注意を払うべき声として認識します。
お母さんがいつもより少し低い声で落ち着いて話すことで、子どもの注意を引くのです。その際にしっかり目を合わせること。そして簡潔に「やめてね」と伝えることも重要です。
困った行動がおさまってから理由を伝えて説明する
困った行動をやめさせたらそれで良いわけではありません。子どもが落ち着いてから、きちんと理由を言いましょう。
その際、ぜひお母さんの気持ちを伝えましょう。
「お母さん困っちゃうわ」
「そんなことするとお母さん悲しいわ」
と落ち着いてから伝えることで、子どもの心に届きやすくなります。
この繰り返しが道徳心を育て、5歳頃から自分で判断できるようになります。お母さんの気持ちを繰り返し伝え、子どもの分別を育てましょう。
②いつもより低くはっきりした声で
③してほしいことを短い言葉で伝える