早い子では1歳半くらいからはじまるイヤイヤ期。
昨日までとってもいい子で笑顔が癒やしの子だったのに、今日から急に怪獣みたいに泣いて喚いて大騒ぎ。
その急な変化にびっくりするお母さんも多いことでしょう。
まずは「イヤ!」という言葉の裏にある気持ちを探るのが大事なんですよ。
目次
イヤイヤ期は自我の芽生えのサインと心得る
お母さん
ますみん
お母さん
ますみん
イヤイヤ言うのはお母さんのすることが気に食わないからではない
ご相談のお母さんのように
「私がやることなすこと、全部気に食わないんだな」
そんな風に思ってしまうことも、あるかもしれません。
ますみん
2歳の子どもが本当にお母さんがイヤになるなんてことはありません。まずは「イヤ!」という言葉の裏にある気持ちを探るのが大事です。
2才児は語彙量が少ないから、不快感情を「イヤ!」で表す
2歳といえば、二語文を話すようになったり、単語量が増えたりして、言葉での意思疎通がだんだんできるようになる頃。子どもが話せる言葉がどんどん増えるのを見るのは、楽しくて嬉しいことですよね。
でもその時期に大人が子どもに教える言葉は、きれいな言葉ばかり。
気持ちいいとか、嬉しいとか。プラスの表現が主になります。だからこの時期の子どもは、不快な気持ち(嫌だ・腹が立つ・イライラするなど)を表す言葉をまだ知らないのです。だから全ての不快な気持ちを「イヤ!」で表現するのです。
決してお母さんの接し方が悪いなどということはありませんので、心配しないでくださいね。むしろ自分の意思が育ってきた順調な成長の証です。安心してください。
イヤイヤへの対処は、まず“同意する”のが一番
お母さん
ますみん
気持ちを分かっているよ、と伝えるのが大事
2才児は、話せる言葉が増えたとはいえまだまだ語彙は少なくて、お母さんの言うことすべてを理解できるわけではありません。なので、分かっていると伝えるのに一番良い方法が、オウム返しです。
「イヤだー!!!」と言われたら「イヤなのね」
「自分で!!!」と言われたら「自分でしたいのね」
など、子どもが言った言葉をそのまま繰り返しましょう。
こうすることが「お母さんはちゃんとあなたの話を聞いている、気持ちを理解している」というサインになります。
そうすると、子どもは自分の気持ちがお母さんに通じたことを理解し、安心することができます。
言葉で表現することを教えるチャンス!代弁してあげよう
その次に、子どもが思っていることを口に出して代弁してあげましょう。
例えば車の中でチャイルドシートを嫌がるなら
「シートベルトがきついのね」「自由に動きたいよね」
服を自分で着ると言って聞かないなら
「自分で全部着たいのね」「ボタンを留めたいのね」
などです。
何度も繰り返すことで、子どもは段々とこういうときにはこう言えばいいんだと学習します。徐々にではありますが、言葉で伝えることができるようになっていくでしょう。
してほしいことを肯定文で短く伝える
その上で、こちらがしてほしいことを端的に伝えます。
「危ないからシートベルトはつけますよ」
「今度時間があるときに、一人で着る練習をしよう」
などで十分です。
自分の気持をお母さんが分かってくれていると感じていれば、すんなり受け入れてくれる率が高くなります。一度で効果がなくても、根気よく続けるうちに徐々に聞き入れてくれるようになるでしょう。
②子どもの言葉をオウム返し
③子どもが思っていることを代弁する
④こちらの要望を短い肯定文で伝える
ますみん
それでもイヤイヤ期は親もしんどい!
イヤイヤ期は自立への入り口とは言え、毎日相手するお母さんは疲れるものです。少しでも気持ちを楽に持つためにも、ぜひ下の記事も参考にしてみてくださいね!
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