お母さん
ますみん
目次
2歳の一人遊びは集中力を養う絶好のチャンス
子どもの一人遊びには声をかけない、を徹底しよう
2歳をすぎると、子どもは一人遊びをするようになります。
それまではお母さんの後追いを一生懸命したり、何でも「見て!見て!」とばかりにくっついてきたのが急になくなるので、心配になるお母さんは多いかもしれません。
子どもが一人で黙々と遊んでいるのを見ると、お母さんはついつい声をかけたくなります。
「何をして遊んでるの?」
「お母さんも一緒に遊ぼうかな」
今まではお母さんが一緒に遊んであげると大喜びだったので、ついついそんな風に言ってしまいますね。
でも実はこれNGなのです。
一人遊び中こそ、子どもの集中力が育まれる
2歳というのは、いろいなことを試しながら、何がどんな仕組みを持っているのか、世の中にどんな法則があるのかを発見していく時期です。
世の中の法則というと大げさに聞こえるかもしれませんね。
でも
- 甘いお菓子としょっぱいお菓子がある
- ペンは何かを書くためにある
- 何かを投げるとき、力の入れ方で距離や方向が変わる
これらはすべて、色々試して初めて知る法則なのです。
大人は当たり前に思っていることでも、子どもは色々と試して、実感しながらその法則を学びます。一人遊び中は、何度も同じことを繰り返しながらまさにその法則を発見、実証していく過程。ものすごい集中力を発揮しています。
親が声をかけることでその集中を切らしてしまうと、集中できる時間が伸びていきません。一人遊びしているなと気づいたら、何をしているか気になってもそっと見守るのが良いのです。
子どもがキョロキョロとお母さんを探し始めてから声をかけるとよいでしょう。
集中力はこうやって伸びていく。こだわりも過程のひとつ
いろいろなことに自分なりの法則を当てはめるのでこだわりが出る
そして面白いのが、自分が発見した法則を守ろうとし始めるのです。
- 外食のときでもお母さんは自分の右隣でないとイヤ(いつも家でそうだから)
- 赤いブロックだけ使って組み立てるから、青のブロックを渡されるとイヤ
- 園にはこの服を来ていくと決めたので、違う服を着るのはイヤ
など、急に言い出すことがあります。
これらはすべて、2歳の学習力の賜物。身の回りのことから法則を発見し、秩序を保とうとしているのです。
もともとこだわりなどなかったのにこの時期に急に始まった、という場合は、知能が著しく発達してきた証拠です。喜んであげましょう。
集中力を養う時期に入ったかどうかは遊び方で分かる
面白いことに、この集中力が伸びる時期に入ったな、というのは、遊び方で簡単に見分けることができます。顕著なのが“並べる”“分ける”事をし始めるのです。
- 積み木やブロックを、横に等間隔に並べる
- ブロックを色分けしてグループを作る
- レゴやプラレールを延々と一直線につなげる
これらの遊びをするようになったら、集中力を養う最適な時期に突入した証拠です。
お母さんは声をかけず、思う存分一人遊びをさせてあげましょう。そっと見守りながら、子どもが飽きてお母さんを探し始めるまでの時間を計ってみてください。
1分、3分、5分…。日に日に時間が伸びていくのが分かると思います。それがまさに集中力が育まれていっている証拠です。
2歳で育まれた集中力は将来の努力の基礎になる
何かを一生懸命試したり、繰り返したりしながら遊ぶことで、子どもの集中力はどんどん伸びていきます。子どもが夢中になっているときは、ぜひ声をかけずに見守ってあげてください。集中を持続させてあげると、ますます好きなことに夢中になれるようになります。
集中力が育つと、興味あることに打ち込んだり、物事がうまくいかないときにも粘り強く取り組む力もついてきます。将来勉強やスポーツなどに取り組むとき、諦めずに打ち込んだり、ここぞというときに集中して能力を発揮できるようにもなっていきます。
お母さんは見守る気持ちで、思う存分一人遊びをさせてあげてくださいね。
2歳って色々難しい!と思ったら
2歳はイヤイヤ期もあり、1歳の頃のようにおおらかな気持ちでいられない!というお母さんも多いでしょう。2歳は一生のうちで一番知能が発達する時期でもあります。下の記事を参考に、2歳の難しい時期を乗り切ってくださいね!
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