ますみん
目次
うちの子は努力しない!と思っているお母さんへ
努力家と聞いて、どんなイメージを持ちますか?何事にも一生懸命取り組む姿勢?時間を忘れて何かに取り組む様子?そんなふうに何事も一生懸命に取り組む様子と見ると、いい子だなと思うし安心できるものですね。
でも実際は物事そんなにうまくいきません。どちらかというと「うちの子全然努力しない」「何をやらせても頑張らない」と思うことの方が多いのではないでしょうか。
「やればできる!」「頑張りなさい」とポジティブに声をかけても、努力家は生まれません。なぜなら”頑張る気持ち”は自分の内側からしか生まれないからです。
自分の内側から湧いてくるやる気と、人に言われてやることの違い
やる気、頑張る気持ちは、自分でやりたいと思ったことによって生まれます。例えば「ピアノを弾けるようになりたい」「サッカーがうまくなりたい」から練習を頑張るというようなことです。
この場合、ピアノを弾きたい、サッカーがうまくなりたい、というのが本人の思いとしてあり、その結果「だから練習を頑張る」という行動に結びつきます。これを心理学用語で内発的動機といいます。
反対に、本人は特にやりたいと思っていないものを何かのためにあえてやることを、外発的動機といいます。例えば、本人はサッカーに興味がないのに親がサッカーを頑張れと言うような場合は、親を満足させる手段としてサッカーを頑張っているのです。また、勉強そのものを楽しんではいないのに、試験に合格するために勉強する、というような状態も外発的動機に動かされている、と言えます。
この外発的動機と内発的動機の説明はこちらの説明が分かりやすいかなと思ったので、参考までにリンクを貼っておきます。
参考 内発的動機づけとはこころの散歩道
お母さん
ますみん
全てを頑張る必要はない。子どもの頑張る力は”好き”から生まれる
何事もまず、好きであることが一番大事です。好きなことには言われなくても夢中になるし、もっと上手になりたい、できるようになりたいと、努力も惜しまないからです。お母さんはまず、子どもの“好き”を見つけるサポートをしてみましょう。
いろんな体験をさせたり、何に興味があるのか観察してみて。取り組んでいる時の表情や集中力で、楽しんでいるかどうか、好きかどうかが分かるはず。興味があるものを見つけたら、どんどんやらせてあげてください。好きなことをまずやってみる→夢中になるという経験が集中力とやる気を育みます。
やってみたい!という気持ちをサポートすることが子どもを努力家にする
どんなに好きなことでも、最初は上手にはできません。でも好きだから、できる様になるために頑張ろうという思いが芽生えます。これが努力の始まりです。好きなことで努力する→できる様になる喜びを知る、という経験をたくさんさせてあげてください。それが「頑張ったらいろんなことができるようになる」という成功体験となり、次第にいろいろなことに頑張ることができるようになります。
その先に何が待っているか分からないまま努力するのは大人でも難しいもの。頑張った先にその努力が報われるという経験を積めば、努力することの素晴らしいさを理解でき、好きなことだけでなく、他のこと(勉強など)にも努力できるようになっていきます。
そのためにはまず、好きなことに夢中になること。お母さんは頑張れと言い過ぎず、子どもの好きを一緒に見つけてサポートしてあげてくださいね。
お母さん
ますみん